シリンダーヘッドの組付けで締め込みを終えた
カムチェーンのスプロケットを掛けているときに気づいた
カムチェーンガイドが横になっている
下側のチェーンガイドが横になっている。これに気づかずこの後
シリンダヘッドを組み付けていた！
なぜか黒いカムチェーンガイドが知らんまに横になっている、
カムスプロケットを組み付け前に、カムチェーンガイドをペンチでねじってごにょゴニョやってもなかなか向きは変わらない
ペンチでひねりながら、プーリー側を回してクランクを回していくと コン と手ごたえがあり、カムチェーンガイドは上を向いた
ホッできた！！
そして、更にクランクを回していると・・
カムチェーンが連動しない、、、更に回してもチェーンに手ごたえが無い
カムチェーンの下側スプロケット（クランク側の）ギアが外れた！！！
じ、地獄・・・
フライホール（クランク）回してもチェーンに手ごたえが無い
「これは下でチェーンがギア（スプロケット）から外れている」
カムチェーンの下側が外れた
シリンダーヘッド、ピストン分解作業ではカムチェーンのスプロケット上側を必ず外します（４サイクルエンジンなら）
それを教わった時に、厳しく言われたのは
外したカムチェーンは、下側のギア（クランクシャフトのスプロケット）に入っている、だから下側が外れないように常にテンションをかけておけ
外れたら、腰下のエンジンもバラす大作業になる・・
エンジンの中の分解は、各段階を「鉄則」のように覚えましたが、今回、カムチェーンを事故とはいえ、自分で外すとは。。。初めてやらかしました
腰上エンジン分解時にシリンダーヘッド下側カムチェーンを外れたら？
カムチェーンが外れることは意外にも少ないのです（笑）
簡単に外れないように作られているのです エンジン動作の重要箇所なので。
自転車のチェーンのように、緩んだから簡単に外れるというものではない
昔から周りで聞いた話でも、
縦型のエンジンで、組み立て中に誤ってチェーンを落とし込んでしまった だけ。
横型エンジンはさらに外れにくい。
だから注意を怠りがちになるのか、今回、外力をかけて外れるという結果に。
外れにくいからって、油断してはダメですよ、そのリカバリーはとても手間がかかる
これから、それをやらないといけないワケなんですが・・・
シリンダーヘッド下側カムチェーンをかけるには？
さて、外れたものはしょうがない もう組み立て完了と言う時に。。
冷静になるしかないので、カムチェーンを押し引きしながらクランクを回してチェーンがかからないか しばらくやってたけど無理ですね
まだシリンダーを抜いた状態からなら かかることもあるかもしれないが。
カムチェーンの下側のスプロケット（腰下-クランク側）はどこにある？
下側のスプロケットはどこでアクセスするのだっけとネットで調べてたら、フライホイールの裏側あたりにある写真が多い
そういえば、フライホイールを抜いた時、裏側にチェーンがあった！
この記事にはフライホイールの裏 エンジン側の写真はないですね
基本は、エンジン下部、腰下の分解です。エンジンオイルを抜いて
クランクケースのフライホイール側カバーを外し、フライホイール取り外しです
この裏側にカムチェーンが確かあった！
外れたカムチェーン下側をかける作業
下側チェーンが外れたときに
じ、地獄 ！ エンジン下も分解！！！
と思ったけど、フライホイールを外せばよい
以前その作業はやったので、オイル、冷却水も抜いてあるし、それほどの作業でもないとわかった
腰下のフライホイール側のカバーを開ける 以前の記事にあります
フライホイールの後ろ側
フライホールを外さず、このままで裏側のチェーンがかからないか、鏡を当ててごにょゴニョやったがやっぱりダメ。
はい カムチェーンです、もう一つがウオーターポンプのチェーン。
どの機種でもだいたいフライホイールの裏側にありますね
ギア（スプロケット）からチェーンが外れています
よかった、外れていた（これで外れていなかった方が驚く）
このままではチェーンをかけにくいので、下側ののチェーンガイドを外した。
チェーンをむき出しにして掛けるのも手こずる作業なので、エンジン腰上から手探りで掛けるのは難しそうです。
やはりフライホイールを外してアクセスするしかないようですね（車種にもよると思う）
自転車のチェーンを掛けるように、下側のカムチェーンがかかりました。
カムチェーンガイドも横になったのを直し、ズレが無いように合わせました。
なかなか上下だけここまで分解することもないですね、貴重なsym RV125のエンジン内部写真かも。ホンダのカブ系エンジンといえばそれまでだけど。
これであとは、上側のカムスプロケットを取付けるだけでやっと終わる
